般若心経 入門 読経
読経は読誦(どくじゅ)とも言い、経典を読むことです。
お腹から声を出して経典を一心に読みます。
これを「唱える」といいます。
本来は経典の意味内容を理解し、実践するために読んだのでありますが、今では読経すること自体が一つの修行法とされています。
仏様の前で一生懸命読経し、雑念を払い、精神集中します。
僧侶は長いお経を唱え、また短い経文ならそれを何百回、何千回と繰り返します。
そうすることによってほとけの世界に入って行こうとします。
つまり、自分は「ほとけそのもの」であるという境地に入る手立て、手段として行ないます。
心に迷いがある時、悲しい時、寂しい時、辛い時、怒っている時、また嬉しい時、楽しい時、いつでもいいです。
一生懸命唱えていると自然と精神集中ができてきます。
そして、唱え終わった時、迷い、悲しみ、寂しさ、辛さ、怒りはなくなり、有頂天の気持ちもなくなります。
気持ちが落ち着き、今まで気が付かなかった自分を発見します。
読経の目的は仏の徳を称え、願い事を叶えようとし、また死者の冥福を祈るためだけのものと思われますが、それだけではありません。
自身の気持ちを切り替える方法としても大変有効な手段になります。

