般若心経:解説
般若心経にまつわる解説として、般若心経を日用経典のひとつとして、現在でも般若心経の教えを受け継いでいる、
日本真言宗の開祖であるといわれている空海について解説していきます。
大学での勉学だけに満足できなくなった空海は、20歳を過ぎた頃から山林に、
朝廷には正式に修行僧と認められていない私度僧として、仏道への入り口となる修行の
道を歩んでいったと伝えられています。
私度僧としての空海の修行への道は険しく、吉野の金峯山(きんぶせん)や四国の石鎚山(いしずちさん)
など多くの山野を駆け巡りながら同時に、仏教思想について幅広い勉学に励んでいったと伝えられています。
私度僧としての修行と勉学の成果が垣間見られる言い伝えとして、
空海が24歳の頃に儒教・道教・仏教の比較思想論とも評される『聾瞽指帰(ろうごしいき)』という本を世に送り出して、俗世の教えが真実とは異なっていることを示したという言い伝えが、現在でも残されています。

