孫悟空(そん ごくう)
西遊記 登場人物 孫悟空
西遊記に登場する妖怪であり、仙人であり、作中においては神仏でもある。通称は
孫行者と呼ばれる。
孫悟空の孫は猿の昔の呼び方である(獣偏を取った“孫”を名前に取り入れた)。
はじめの通称は美猴王(びこうおう)、天界時の通称斉天大聖(せいてんたいせい)。
さまざまな名前で呼ばれているが、最終的に呉承恩の西遊記において孫悟空の名に落ち着いた。
もともとは傲来国(ごうらいこく/架空の国)の沖合にうかぶ火山島の「花果山」に
生まれた。
島に住む猿たちの王として美猴王(びこうおう)と名乗っていたが、ある時、限りある命にはかなさを感じ
たことから不老長生の術を求めて須菩提祖師という仙人のもとに弟子入りし、孫悟空の名前と
金斗雲(きんとうん)の術をはじめとする7術を習得した。
花果山に帰郷後、海中の龍宮や対岸の傲来国から大量の武器を強奪し、配下の猿を軍隊にまとめ上
げた。
さらに自ら齊天大聖(「天にもひとしい大聖人」の意)を名乗ったため天界から危険視され、懐柔のため
天界の官吏として天に召されることになった。
孫悟空は、合わせて2回、天界に召されている。最初に天に召された際には官職が低いといって天界を
脱走し、二度目は悟空の希望通りの新官職として「齊天大聖」が創設され、正式に任命された。もとも
と齊天大聖は職務のない名目だけの官職だったのだが、後に蟠桃園の管理を任されることになった。
しかし管理を怠け、さらに栽培されている仙桃を食べ尽くしたため再び天界を脱走。今回は天界からも
軍勢がだされ、激しい戦闘の末に悟空は捕縛され、釈迦如来によって五行山に封印されてしまった。
数百年後、観世音菩薩の救済によって三蔵法師の弟子となり、天竺まで の取経の旅をたすけた。何
度か三蔵法師に反発して脱走も試みているが、観世音菩薩の導きもあり、結局はいつも三蔵法師のも
とに戻っている。
そしてついに取経の旅に成功し、その功績により仏となった。

